日本語の「指」は手の指も足の指もまとめて呼べますが、英語でははっきり区別します。手の指は「finger」、足の指は「toe」です。「I hurt my finger(指をけがした)」と「I hurt my toe(足の指をけがした)」は、きちんと別の単語を使う必要があります。
指にはそれぞれ名前があります。親指は「thumb」、人差し指は「index finger」または「forefinger」、中指は「middle finger」、薬指は「ring finger」、小指は「little finger」または「pinky」です。「thumb」は他の指と特別に扱われ、普通は「finger」には含めないと考える人もいます。
比喩的な表現も豊富です。「cross your fingers」は「幸運を祈る」、「keep your fingers crossed」は「うまくいきますように」という意味です。また「point the finger at someone」は「誰かを非難する」、「have green fingers(イギリス英語)」や「have a green thumb(アメリカ英語)」は「園芸が得意」という表現になります。
さらに、「at your fingertips」は「すぐ手に入る」「すぐ使える」という意味です。「fingertip」は「指先」のことです。たとえば「All the information is at your fingertips(すべての情報が手元にある)」のように使われます。
このように、英語の「指」を表す単語は手と足で分かれ、さらに1本1本に名前があります。日常生活だけでなく、ことわざや慣用句にもよく登場するので、知っておくと表現の幅がぐっと広がりますよ。
