「タイ語」は英語で「Thai」と言います。「I can speak Thai.(私はタイ語が話せます)」のように使います。この「Thai」という単語は、言語だけでなく「タイ人」「タイの〜」という意味も持っています。英語では「Japanese」「French」と同じように、国籍と言語を同じ言葉で表すことが多いです。
タイ語は英語とはかなり性質の違う言語で、学ぶと文化の差も強く感じられます。まず大きな特徴は「声調」です。中国語と同じように、声の高さの違いで意味が変わります。たとえば同じ音の並びでも声調が違うと全く別の単語になります。
文字もユニークです。タイ文字はインド系の文字に由来し、英語のアルファベットとは形も発音の仕組みも異なります。英語では「Thai script」と呼ばれ、独特の曲線が特徴的です。
面白いのは、英語の日常の中でも「Thai」という言葉に出会う場面があることです。たとえば「Thai food」と言えばタイ料理を指し、「Thai restaurant」は世界中で見かけます。「pad thai(パッタイ)」や「tom yum(トムヤム)」といった言葉は英語圏でもそのまま使われています。
つまり「Thai」は言語名であると同時に、人や文化全体を表す言葉です。英語でこの単語を耳にしたとき、その背後にあるタイ独自の言語や文化を思い浮かべると、理解が一段と豊かになるかもしれません。
