「鼻」は顔の真ん中にある器官を指しますが、英語では「nose」という単語が対応します。「I have a runny nose(鼻水が出る)」「She has a small nose(彼女は小さな鼻をしている)」のように、とても日常的に使われる言葉です。
部分的な言い方もあります。「nostril」は「鼻の穴」、「bridge of the nose」は「鼻筋」、「tip of the nose」は「鼻先」を意味します。細かい部分を表すときに役立ちます。
比喩的な表現もたくさんあります。「keep your nose clean」は「真面目に過ごす」「面倒ごとに関わらない」という意味。「turn up one’s nose at~」は「~を鼻であしらう」「軽蔑する」です。逆に「have a good nose for~」は「~に対する鋭い嗅覚を持っている」、つまり「才能がある」「勘がいい」といった表現になります。
また、「right under your nose」という表現も面白いです。直訳すると「鼻の真下に」ですが、「すぐ目の前にあるのに気づかない」という意味になります。
このように、「nose」は単なる体の一部を指すだけでなく、感覚や態度を表す比喩表現にもしばしば使われます。日本語でも「鼻が高い」「鼻につく」など独特の表現がありますが、英語でも同じように「鼻」は人間らしい感情や行動を映し出す言葉になっているのが面白いですね。
  
  
  
  