日本語の「三角」は、英語では基本的に「triangle」と言います。「tri-」は「3」、「-angle」は「角」を意味し、そのまま「三つの角を持つ形」というわけです。学校の図形で習う「equilateral triangle(正三角形)」「isosceles triangle(二等辺三角形)」「right triangle(直角三角形)」といった表現も、この単語から派生しています。
形容詞として「triangular(三角の)」という言葉もあります。「a triangular roof(三角形の屋根)」や「a triangular piece of cheese(三角形のチーズのかけら)」のように、形容詞にすると日常的な場面でもよく使えます。
面白いのは、英語では「triangle」が比喩的に使われることもある点です。たとえば「love triangle」といえば「三角関係」を意味します。三人の人物が複雑に関わる恋愛模様を、図形の三角形にたとえた表現ですね。また「the Bermuda Triangle(バミューダ・トライアングル)」は、船や飛行機が行方不明になるとされる有名な海域を指します。
さらに音楽の世界では、「triangle」といえば打楽器の「トライアングル」を指します。三角形の金属を叩く楽器で、オーケストラでも使われます。つまり、「triangle」は単なる図形だけでなく、文化や日常に広がっている言葉なんですね。
まとめると、日本語の「三角」を英語にするなら、基本は「triangle」です。そこから形容詞の「triangular」や比喩的な用法など、いろいろな意味に広がっています。
