日本語でいう「銅色」は、英語では基本的に「copper」と表します。銅そのものを指す言葉ですが、色を表すときにも使われ、「copper hair(銅色の髪)」や「copper coins(銅色の硬貨)」のように使われます。やや赤みを帯びた金属的な茶色をイメージすると近いでしょう。
また、英語では似た表現として「bronze」や「rust-colored」といった言葉もあります。「bronze」は青銅を意味しますが、肌の色や日焼けを表すときに「bronzed skin」と言うと「健康的に焼けた肌」というニュアンスになります。「rust-colored」は錆びた鉄のような赤茶色で、「copper」と近い色合いですが、やや濁った印象です。
髪の色に関しては「auburn(オーバーン」という単語もよく登場します。これは赤みの強い茶色を指し、日本語では「赤褐色」と訳されることが多いですが、銅色に近いニュアンスで使われることがあります。
さらに比喩的な表現では、銅色は温かさや古さを感じさせる色として用いられることがあります。アンティーク家具や装飾品を説明するときに「copper finish(銅仕上げ)」「copper tones(銅の色合い)」と言えば、落ち着いたレトロな雰囲気を伝えることができます。
つまり「銅色」を英語にする場合、状況に応じて「copper」「bronze」「auburn」「rust-colored」などを使い分けます。ただの色名としてだけでなく、質感や雰囲気を含めて表現するのが英語の面白いところですね。
