「色」は英語で「color」と言います(イギリス英語では「colour」と綴ります)。単に赤や青を指すだけでなく、英語では「color」という言葉が比喩的に使われる場面も多くあります。
まず基本的な使い方は「favorite color(好きな色)」「the color of the sky(空の色)」といった形です。日本語と同じように、日常的な会話でもよく使われます。ただし、日本語では「緑色」「茶色」といった具合に「色」をつけることが多いですが、英語では「green」「brown」と単独で使うことが多いのが特徴です。
面白いのは、比喩的な表現です。「show one’s true colors」といえば「本性を現す」、「with flying colors」は「見事に成功する」という意味になります。色は単なる見た目の属性を超えて、人や出来事の性質を表す言葉にもなっているんですね。
また、「of color」という表現も重要です。これは「有色人種の」という意味で使われますが、歴史的な背景や社会的な文脈を含むため、注意深く使う必要があります。
さらに「colorful」という言葉も日本語の「カラフル」より幅広い意味を持っています。単に「色が多い」というだけでなく、「にぎやか」「個性的」「生き生きしている」といったニュアンスを込めることができます。たとえば「a colorful story」と言えば、「面白くて生き生きした話」という意味になるのです。
このように「color」は目に見える色だけでなく、性格・出来事・文化を表現する力を持っています。英語で「色」を考えるとき、物理的な色合いだけでなく、その背後にあるニュアンスにも注目すると、理解がぐっと深まるかもしれませんね。
