日本語の「雰囲気」はとても便利な言葉ですよね。場所の空気感、人の感じ、会話のトーンなど、いろんな状況で使えます。でも英語では、ひとつの単語でそれをすべて表すのは少し難しく、場面に合わせていくつかの表現を使い分けます。
まず、いちばん近い言葉は「atmosphere(アトモスフィア)」です。「The restaurant has a nice atmosphere.(そのレストランはいい雰囲気だ)」のように使うと、場所や空間の感じを自然に表せます。音楽や照明、人の話し方など、全体の「空気」を指すときにぴったりです。
もう少しカジュアルに言いたいときは「vibe(ヴァイブ)」がよく使われます。「I like the vibe of this café.(このカフェの雰囲気が好き)」のように言うと、若者らしい軽い表現になります。「good vibes(いい感じ)」という言い方もよく聞きますね。
人の持つ雰囲気を言いたいときは、「mood」や「energy」も使えます。「She has a calm mood(彼女は落ち着いた雰囲気を持っている)」や「He gives off positive energy(彼は明るい雰囲気を放っている)」のように、少し感覚的な表現になります。
また、場の雰囲気を形容詞で表すことも多いです。「a cozy atmosphere(居心地のいい雰囲気)」「a tense atmosphere(張り詰めた雰囲気)」など、具体的に描写すると伝わりやすくなります。
つまり、英語の「雰囲気」は「atmosphere」「vibe」「mood」「energy」など、状況ごとに言葉を選ぶのがポイントです。
