日本語の「恋愛」は、一言で言うと「恋をして愛し合うこと」ですが、英語では状況や感情の深さによってさまざまな表現が使われます。ひとつの単語で完全に置き換えるのは難しく、いくつかの言葉を使い分けるのが自然です。
いちばん基本的なのは「love」です。ただし「love」はとても幅が広い言葉で、「I love my family(家族を愛している)」のような家族愛から、「I’m in love with you(あなたに恋している)」のような恋愛感情まで、文脈で意味が変わります。「恋をしている」と言いたいときは「be in love with~」が一般的です。
一方で、まだ恋愛関係になる前の「好きかも」という段階なら「crush」という言葉がよく使われます。「I have a crush on him(彼に片想いしている)」というように、淡い気持ちや憧れを表すフレーズです。日本語の「片想い」に近い表現ですね。
「恋愛関係にある」は「romantic relationship」や「be seeing someone」と言います。「I’m seeing someone」は「今、付き合っている人がいる」という自然な言い方で、日常会話でよく使われます。
また、英語では「romance(ロマンス)」という言葉もあります。これは恋愛そのものを少しドラマチックに表現する言い方で、「a romantic movie(恋愛映画)」や「a summer romance(夏の恋)」のように、情緒的な響きを持ちます。
「love」や「crush」という言葉を通して、文化の違いを感じるのも面白いですね。
