日本語の「遊び」はとても幅の広い言葉です。英語では、その意味によって「play」「fun」「game」「leisure」など、いくつかの単語を使い分けます。
まずいちばん基本的なのは「play」です。子どもが遊ぶときや、スポーツをする場面でよく使われます。「Children are playing outside(子どもたちが外で遊んでいる)」や「play soccer(サッカーをする)」のように、とても日常的です。「play」には「楽しく行う」「自由に動く」というニュアンスがあり、単なる行動ではなく心の自由も感じさせます。
次に「fun」は、「楽しいこと」や「楽しさ」そのものを表します。「We had a lot of fun at the party(パーティーでとても楽しかった)」のように使います。「play」は動作を、「fun」はその気持ちを指す、と考えるとわかりやすいですね。
「game」はルールがある遊びを指します。「board game(ボードゲーム)」や「video game(テレビゲーム)」のように、競争や勝ち負けがある遊びです。「play a game」と言えば、ルールに従って楽しむタイプの遊びを意味します。
また、「leisure」は少し大人っぽい言葉で、「余暇」や「気晴らし」という意味があります。「leisure activities(余暇活動)」や「at your leisure(ご都合のいいときに)」のように、仕事や義務から離れた時間を楽しむ感覚を表します。
面白いことに、「play」には「演じる」「音楽を奏でる」という意味もあります。「play the piano(ピアノを弾く)」や「play a role(役を演じる)」のように、芸術や表現の世界にもつながっています。つまり英語の「play」には、単なる「遊び」を超えた「創造する」「表現する」という広がりがあるんですね。
英語の「遊び」に関する言葉を見ていくと、自由・楽しさ・創造性という共通点が見えてきます。遊ぶことは、ただ時間をつぶすだけでなく、人が自分らしくなるための大切な営みなのかもしれませんね。
