日本語の「いってらっしゃい」は、とても日常的で温かい言葉ですよね。家族や友人が出かけるときに、「気をつけてね」「行ってきてね」といった気持ちを込めて使います。英語には完全に同じ意味の一言はありませんが、場面に合わせていくつかの自然な言い方があります。
いちばん近いのは「Have a good day!(良い一日を!)」や「Have a nice day!」です。朝、家族が仕事や学校に出かけるときにぴったりです。相手が仕事に行くなら「Have a good day at work!(仕事頑張ってね)」、学校なら「Have fun at school!(学校楽しんでね)」というように、少し加えるとさらに温かい響きになります。
出かける相手が旅行や遠出をする場合には、「Have a safe trip!(気をつけてね)」や「Take care!(気をつけて)」がよく使われます。「いってらっしゃい」の「無事に帰ってきてね」という気持ちを伝えるなら、このあたりの表現が自然です。
また、家族や恋人など親しい関係では、「See you later!(またあとでね)」や「Bye! Love you!」のように軽く声をかけるのも一般的です。アメリカやイギリスでは、こうした別れ際の挨拶がとても自然で、形式ばらない温かさがあります。
つまり、「いってらっしゃい」は英語で一語では言えませんが、「その人がどこに行くのか」「どんな関係か」によって、最も合う言葉を選べば気持ちはしっかり伝わります。
家族に「いってらっしゃい」と言うときのように、英語でもちょっとした一言に優しさを込められます。出かける人に「Have a good day!」と笑顔で伝えれば、それだけで十分、同じ温かさが生まれるはずです。
