英語で「洗濯」を表す表現はいくつかあり、場面によって使い分けられます。
いちばん基本的なのは「do the laundry」。直訳すると「洗濯をする」で、「I have to do the laundry today(今日は洗濯しなきゃ)」のように日常的によく使われます。「laundry」は「洗濯物」や「洗濯全般」を指す言葉で、「dirty laundry(汚れた洗濯物)」や「clean laundry(洗い終わった洗濯物)」のようにも使えます。
「wash the clothes」も似ていますが、こちらは文字どおり「服を洗う」という動作に焦点を当てた表現です。たとえば「I washed my clothes by hand(手洗いで服を洗った)」のように、具体的な作業を説明するときに向いています。
また、「laundry room(ランドリールーム)」は洗濯機を置く部屋、「laundromat(コインランドリー)」はアメリカでよく使われる「セルフ式洗濯店」を意味します。イギリスでは「launderette」と言うこともあります。
面白いのは、「laundry」という言葉が比喩的にも使われることです。「air one’s dirty laundry(自分の汚れた洗濯物を干す)」という表現は、「個人的な問題を人前でさらけ出す」という意味になります。日本語の「内輪の話を外で言うな」に近いニュアンスですね。
このように、英語の「洗濯」には実際の行為だけでなく、暮らしや習慣、時には比喩的な使い方まで広がりがあります。日常の小さな動作を表す言葉にも、文化の違いが見えてくるのが面白いところですね。
