ネットショッピングや宅配サービスなどでよく目にする「配送」という言葉。英語では「delivery(デリバリー)」がもっとも一般的な表現です。たとえば「free delivery(送料無料)」「express delivery(速達配送)」のように使われます。
「deliver」は動詞で、「品物を届ける」「配達する」という意味です。「The package was delivered yesterday(その荷物は昨日配達されました)」のように使われます。ちなみに「delivery」は名詞で、「配達」という行為そのものを指します。
英語では「shipping」という言葉もよく登場します。こちらは「発送」「出荷」に近い意味で、特にネット通販では「shipping」が使われることが多いです。「free shipping」は「送料無料」、「shipping address」は「配送先住所」を意味します。つまり、「shipping」はお店側の視点(送る側)、「delivery」は受け取る側の視点(届く側)で使い分けられることが多いです。
また、「配送業者」は「delivery company」や「shipping company」と言います。「courier(クーリエ)」という言葉もあり、これは書類や小包などを素早く届ける業者のことです。「courier service(宅配便サービス)」という表現もよく見かけます。
さらに、ビジネス英語では「logistics(ロジスティクス)」という言葉が使われることもあります。これは単なる「配送」ではなく、倉庫管理や輸送ルートの計画など、「物流全体」を指す専門的な言葉です。
こうして見ると、日本語の「配送」は英語では「delivery」「shipping」「courier」「logistics」など、状況や立場によって細かく言い分けられています。どれも「届ける」という同じ目的を持ちながら、視点が少しずつ違うのが面白いですね。
