学校や仕事の合間の「休み時間」は、日本語ではとても自然な言葉ですが、英語では場面によって使う表現が変わります。いちばん一般的なのは「break(ブレイク)」という単語です。
たとえば学校で「休み時間」と言いたいときは、「break time」または単に「break」で通じます。「It’s break time!(休み時間だ!)」や「We have a 10-minute break between classes(授業の間に10分間の休みがある)」のように使います。イギリスの学校では特に「break time」という言い方がよく聞かれます。
アメリカの学校では、もう少し小さい子ども向けの場合、「recess(リセス)」という言葉も使われます。これは外で遊ぶような自由時間のことです。「The kids are playing outside during recess(子どもたちは休み時間に外で遊んでいる)」という具合です。日本の「昼休み」に近いニュアンスですね。
仕事中の休憩なら「coffee break」や「lunch break」が一般的です。「Let’s take a coffee break(コーヒー休憩しよう)」という表現は日常でもよく使われます。短い休みを表す「short break」という言い方も自然です。
また、「休み時間」を動詞で表したいときは、「take a break(休む)」が便利です。「I need to take a break(ちょっと休みたい)」といえば、勉強や仕事で一息つきたい気持ちを伝えられます。
つまり、日本語の「休み時間」は英語では「break」や「recess」にあたりますが、使う場面によって選ぶ言葉が変わります。学校か職場か、子どもか大人か。そんな違いを意識して言葉を選ぶと、より自然な英語に近づけます。ほんの短い「break」でも、心をリセットする大切な時間ですね。
