日本語の「運動」は、とても幅の広い言葉です。体を動かす運動もあれば、社会的な活動を指す場合もあります。英語では文脈によって使う単語が変わりますが、いちばん基本的なのは「exercise(エクササイズ)」です。
「exercise」は主に体を動かす意味で使われます。「do exercise(運動する)」「get some exercise(少し体を動かす)」のように、健康やフィットネスの文脈でよく登場します。「I need more exercise(もっと運動が必要だな)」というのは、英語圏でもよく聞くフレーズです。
具体的な運動の種類を言うときは、「work out(トレーニングする)」が自然です。「I work out at the gym three times a week(週に3回ジムでトレーニングしています)」のように使います。「exercise」は動作全体を指し、「work out」は少し本格的なトレーニングという違いがあります。
一方、社会的な「運動」、つまり思想や目的を持った活動を指すときには「movement」という単語を使います。「the civil rights movement(公民権運動)」や「the environmental movement(環境運動)」のように、人々が集まって行う社会的な動きを表す言葉です。
また、何かが物理的に動くという意味では「motion」や「movement」も使われます。「the motion of the planets(惑星の運動)」のように、自然現象を説明するときによく登場します。
このように、「運動」は英語では「exercise」「workout」「movement」「motion」などに分かれ、それぞれ焦点が異なります。英語では「体を動かす」「社会を動かす」「物が動く」といった視点ごとに言葉が変わります。
