日本語の「晴天」は、雲が少なく空が明るい日のことを指します。英語ではこれにあたる言葉がいくつかあり、最も一般的なのは「clear sky(澄んだ空)」や「sunny day(晴れた日)」です。どちらも「いい天気」を表しますが、少しニュアンスが違います。
「sunny day」は太陽の光がしっかり差している日のことで、明るく元気な印象があります。「It’s a sunny day today!(今日は晴れてるね!)」といえば、日常の挨拶のように自然に使えます。
一方、「clear sky」は雲がほとんどない状態を強調します。「The sky is clear after the rain(雨のあと、空がすっきり晴れた)」のように、空そのものの美しさを表したいときにぴったりです。
もう少し詩的に言いたい場合は、「bright blue sky(明るい青空)」や「crystal-clear sky(透き通るような空)」という表現もあります。特に文学や旅行の文章では、天気の情景を豊かに伝えるのに使われます。
また、気象用語的に「fair weather」という言い方もあります。これは「安定した穏やかな晴天」を意味し、ニュースや天気予報などで耳にします。「We’re expecting fair weather this weekend(今週末は晴天になりそうです)」といった具合です。
興味深いのは、「fair-weather friend(晴れの日の友)」という表現があること。これは「都合のいいときだけ付き合う友人」という少し皮肉な意味です。晴天のように気分がいいときしかそばにいない、という比喩なんですね。
つまり、英語の「晴天」は「sunny」「clear」「fair」などの言葉で表現でき、それぞれが少しずつ違う情景を描きます。天気を話題にするときも、その日の空を思い浮かべながら言葉を選ぶと、英語らしい表現が自然に身につくかもしれません。
