英語で「霧」は何て言う?「霧」に関する英語表現

スポンサーリンク

「霧」は英語で基本的に「fog(フォグ)」または「mist(ミスト)」といいます。どちらも空気中に細かい水滴が漂って視界をさえぎる現象ですが、使い分けには少し違いがあります。

「fog」は濃い霧で、見通しが悪くなるような状態を指します。天気予報では「heavy fog(濃い霧)」や「thick fog(深い霧)」と表現されます。たとえば「The airport was closed because of the fog(霧のために空港が閉鎖された)」のように、交通に影響が出るレベルの霧です。

一方、「mist」はもっと軽く、薄い霧や靄のようなものを表します。朝の川辺や森の中に漂うやわらかな霧は「morning mist(朝もや)」や「a light mist(薄い霧)」といいます。風景を表すときには「mist」のほうが詩的で穏やかな印象です。

さらに、「haze(ヘイズ)」という言葉もあり、これは霧よりも乾いた空気に含まれる微粒子による「かすみ」を指します。夏の都会や山の向こうがぼんやりして見えるときなどに使われ、「a haze over the city(街を包むかすみ)」といった表現になります。

比喩的な使い方もあります。「in a fog」は「ぼんやりしている」「混乱している」という意味です。「I was in a fog after the meeting(会議のあと、頭がぼんやりしていた)」のように使うと、心の状態まで霧にたとえていますね。

つまり英語の「霧」は、天気を描写するだけでなく、心の曇りや曖昧さを表す詩的な言葉でもあるんですね。朝の「mist」や街を包む「fog」を思い浮かべながら、その微妙な違いを感じてみると、英語の豊かさが少し見えてくるかもしれませんね。

スポンサーリンク
英語学習におすすめの本

英語学習におすすめの本を紹介します!

大岩のいちばんはじめの英文法』は、英語の基礎をしっかり固めたい方にぴったりの一冊です。中学レベルからの超基礎文法を、講義形式でわかりやすく解説。初心者でも安心して学べる内容で、受験やTOEIC、英検にも対応しています。巻末の索引も便利で使いやすいです。➡詳しく見る

「金フレ」として知られる『TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ』は、最も定番のTOEIC対策書です。シンプルで効率的に単語を学ぶことができ、日常的な英語力の向上にも役立ちます。初心者から上級者まで幅広いレベルに対応しており、何度も繰り返し使えるので復習にも最適です。➡詳しく見る

英語耳』(英語耳 発音ができるとリスニングができる)は、英語のリスニング力を向上させたい方向けの本です。英語の音の変化や発音のポイントを理解することで、リスニングスキルを高めることができます。ネイティブが実際に使う音の連結や省略、イントネーションを学べるため、リスニングだけでなくスピーキングにも役立ちます。英語の「音」に慣れたい方向けの一冊です。➡詳しく見る

一億人の英文法』(一億人の英文法 ――すべての日本人に贈る「話すため」の英文法)は、英文法を「感覚」や「イメージ」で学べる本。理論的な説明ではなく、ネイティブスピーカーの直感的な感覚に基づいた解説が特徴です。実際の会話で役立つ文法を学べるため、英語を「話すため」の文法を重視している方に最適です。学習者に親しみやすい口語体で、堅苦しくなく、楽しく進められます。➡詳しく見る

🔎 Amazonで「英語 参考書」を検索する

コラム・雑記
\ シェアする /
タイトルとURLをコピーしました