「霧雨」は、雨というよりも空気中に細かい水の粒が漂うような、しっとりとした雨のことですよね。英語ではこのような雨を「drizzle(ドリズル)」といいます。天気予報などで「light rain(弱い雨)」よりもさらにやさしい雨を指すときに使われる言葉です。
たとえば、「It’s drizzling outside.(外は霧雨が降っている)」のように言います。雨が強くなると「It’s raining.」になりますが、「drizzling」は傘をさすか迷うくらいの、ごく細かい雨を表します。
「drizzle」という単語は名詞にも動詞にもなります。「a light drizzle(軽い霧雨)」や「It began to drizzle(霧雨が降り始めた)」といった使い方ができます。音の響きもどこか柔らかくて、雨の静かな雰囲気にぴったりです。
また、料理の場面でも「drizzle」は使われます。たとえば「Drizzle some olive oil over the salad(サラダにオリーブオイルをさっとかけて)」のように、液体を細くたらすことを表す動詞です。細かく、やさしくかける動作のイメージは、「霧雨」にも通じるものがあります。
地域によっては「misty rain(霧雨)」や「fine rain(小雨)」と言うこともありますが、基本的には「drizzle」がよく使われています。
