「卒業式」は英語で「graduation ceremony」と言います。「graduation」は「卒業」、「ceremony」は「式典」という意味で、ふたつ合わせると「卒業式」になります。たとえば「I attended my graduation ceremony last week(先週、卒業式に出席した)」のように使われます。
アメリカやイギリスなど英語圏の卒業式は、日本とは少し雰囲気が違います。一般的にフォーマルな式典ですが、どこかお祝いムードが強く、笑顔と拍手に包まれた明るい行事という印象があります。学生たちは「cap and gown(角帽とガウン)」を着て式に参加し、校長や学長から「diploma(卒業証書)」を受け取ります。この「cap」は四角い形をしていて、「mortarboard(モーターボード)」とも呼ばれます。
式の中では「valedictorian(卒業生代表)」がスピーチを行うのが伝統です。これは成績優秀者やリーダー的存在が選ばれ、仲間や先生、家族への感謝を述べる感動的な場面です。スピーチの最後に「We made it!(やり遂げたぞ!)」と声を上げることもあります。
また、卒業式の後には「graduation party」や「prom(プロム)」など、友人たちと祝うイベントが開かれることもあります。特にアメリカの高校のプロムは映画などでよく描かれる華やかな行事ですね。
日本の卒業式が厳粛で静かな印象を持つのに対して、英語圏の「graduation ceremony」は「未来への門出を祝う日」として明るく前向きな雰囲気があります。同じ「卒業」という節目でも、文化によって表情が変わるのは興味深いですね。
