「誕生日」は英語で「birthday」と言います。「birth(誕生)」と「day(日)」を合わせたシンプルな言葉ですが、その使われ方はとても多彩です。
まず、いちばんよく使うのはお祝いの言葉。「Happy birthday!(誕生日おめでとう!)」は世界中で知られたフレーズです。少し丁寧に言いたいときは「I hope you have a wonderful birthday(素敵な誕生日を過ごしてね)」や「Many happy returns!(幸せな日々が何度も戻ってきますように)」といった言い回しもあります。
日常会話では、「When is your birthday?(あなたの誕生日はいつ?)」や「My birthday is on April 5th(私の誕生日は4月5日です)」のように使います。また、「birthday party(誕生日パーティー)」「birthday cake(誕生日ケーキ)」「birthday present(誕生日プレゼント)」などのように組み合わせて使います。
少し面白いのが、「belated birthday」という言葉。「Happy belated birthday!」は「遅ればせながらお誕生日おめでとう!」という意味で、誕生日をうっかり過ぎてしまったときに便利です。「belated」は「遅れた」という意味の形容詞です。
また、英語でも誕生日が人生の節目を表すこともあります。「a milestone birthday(節目の誕生日)」という表現は、たとえば18歳・21歳・30歳など、特別な年齢を迎えるときに使われます。アメリカでは21歳が「お酒を合法的に飲める年齢」として特に重要です。
「birthday」という言葉には、単に「生まれた日」だけでなく、「祝う」「成長する」「振り返る」といった文化的な意味が込められています。「Happy birthday!」と言うとき、その人の一年を祝う気持ちが自然とこもるところが、言葉の温かさなのかもしれませんね。
