「結婚式」は英語で「wedding」と言います。「marriage」も「結婚」という意味ですが、こちらは「結婚という状態」や「夫婦関係」を指す言葉です。つまり、「wedding」は「式のイベント」、「marriage」は「その後の生活」という違いがあります。たとえば「They had a beautiful wedding(彼らはすてきな結婚式を挙げた)」と「They have a happy marriage(彼らは幸せな結婚生活を送っている)」では、焦点がまったく異なるのです。
英語圏の結婚式は、宗教や文化によって形式がさまざまですが、よく聞くのは「church wedding(教会式)」です。新婦が白いドレスを着て、「Here comes the bride(花嫁がやってきます)」の音楽の中を歩く姿は、多くの人が思い浮かべる典型的なシーンでしょう。
一方で、カジュアルな「outdoor wedding(屋外の結婚式)」や「beach wedding(ビーチウェディング)」も人気です。形式ばらずに、自分たちらしい雰囲気を大切にするカップルが増えています。
結婚式に関する単語もたくさんあります。「bride(花嫁)」「groom(花婿)」「wedding ceremony(挙式)」「wedding reception(披露宴)」「wedding dress(ウェディングドレス)」「wedding ring(結婚指輪)」など、どれも「wedding」を中心に広がっています。
また、スピーチや乾杯のときによく使われるのが「Congratulations on your wedding!(ご結婚おめでとうございます!)」というフレーズ。もう少しカジュアルに言うなら「Best wishes to the happy couple!(幸せなお二人に祝福を!)」もよく使われます。
「wedding」という言葉には、単なる儀式だけでなく、人と人とのつながりや新しい人生の出発を祝う気持ちが込められています。英語でこの言葉を耳にするとき、その背景にある「祝福の文化」にも少し思いを向けてみると、より温かく感じられるかもしれませんね。
