日本の朝の風物詩ともいえる「満員電車」。英語ではいくつか言い方があります。
まず、いちばんシンプルなのは「crowded train」です。「crowded」は「混んでいる」「ぎゅうぎゅうの」という意味で、「a crowded train during rush hour(ラッシュアワーの混んだ電車)」と言えば、具体的に伝わります。
より強調したいときは「packed train」や「jam-packed train」という表現もあります。「packed」は「詰め込まれた」というニュアンスで、「The train was packed this morning(今朝の電車は超満員だった)」のように使います。「jam-packed」はさらに強く、「身動きが取れないほど」の状態を表します。
また、イギリスやアメリカでは「rush hour train(通勤時間の電車)」という言い方もよく使われます。海外の都市にも混雑した電車はありますが、日本ほど整然と人が詰め込まれる文化は珍しいため、外国人に説明するなら「like a packed sardine can(まるで缶詰のイワシみたい)」という比喩を使うと伝わりやすいです。
ちなみに「満員」は「full」でも表現できますが、「a full train」と言うと、乗客がいっぱいな状態を中立的に示す感じです。必ずしも不快ではないことを表現したい場合に適しています。
つまり、「満員電車」は英語では「a packed train」や「a crowded train」と言うのが自然です。日本の通勤ラッシュを説明するときに、「Japanese trains are so crowded during rush hour!」と話せば、英語でもその大変さが十分伝わるでしょう。
