日本語の「健康」は、体の状態だけでなく、心の安定や生活のバランスも含んだ言葉ですよね。英語では主に「health(ヘルス)」がこれにあたりますが、文脈によって少しずつ使い方が変わります。
まず基本の使い方は、「good health(良い健康)」や「in good health(健康な状態で)」という表現です。「She is in good health(彼女は健康だ)」のように使われます。反対に「poor health」は「体調が悪い」という意味になります。
形容詞の「healthy」もよく使われます。「healthy body(健康体)」「healthy diet(健康的な食事)」「healthy lifestyle(健康的な生活)」のように、体や習慣を表します。また、「healthy mind(健全な心)」という言い方もあり、精神的な面にも使えます。
少し面白いのは、「healthy」が物理的な健康以外にも「健全な」「好ましい」という意味で使われることです。たとえば「healthy economy(健全な経済)」や「healthy discussion(建設的な議論)」など、バランスが取れて前向きな状態を表します。
また、「take care of your health(健康に気をつけて)」や「Stay healthy!(元気でね)」などは、日常のあいさつとしてもよく使われます。メールの締めくくりや別れ際に言うと、やさしい印象になります。
最近では「wellness(ウェルネス)」という言葉も広まっています。これは単に病気でない状態ではなく、体・心・社会的な面すべてが満たされていることを指す考え方です。日本語の「心身の健康」に近いイメージですね。
つまり、「健康」は英語で「health」だけで表せますが、その裏には「healthy」「wellness」「balance」といった関連する考え方が広がっています。健康を大切にするという気持ちは、言葉が違っても共通していますね。
