英語で「真実」は何て言う?「真実」にまつわる深い表現と語源

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英語で「真実」を表現する際、最も身近な単語は「truth」です。しかし、この言葉のルーツや、似た意味を持つ「fact」との違いを探っていくと、英語圏の人々が「真実」をどのように捉えてきたのかが見えてきます。

まず「truth」の語源ですが、この言葉は「木」を意味する「tree」と同じ語根を持っています。木が大地にしっかりと根を張り、揺るぎないものであるように、「変わることのない誠実なもの」というニュアンスが「真実」という言葉の根底にあるのです。

日本語では「事実」と「真実」を混同しがちですが、英語では「fact」と「truth」は明確に使い分けられます。「fact」は客観的なデータや実際に起こった事柄を指すのに対し、「truth」はより精神的、宗教的、あるいは哲学的な「真理」を含みます。例えば、「太陽は東から昇る」のは「fact」ですが、「愛こそが人生のすべてである」と語るなら、それはその人にとっての「truth」となります。

「真実」にまつわる慣用句で、日本語の感覚に近いものに「The naked truth」があります。直訳すれば「裸の真実」ですが、これは「ありのままの真実」や「飾りのない事実」という意味です。古い寓話で、嘘が真実の服を盗んで逃げてしまったため、真実は服を着ずに裸で歩かなければならなくなったという物語が由来とされています。

また、作家マーク・トウェインの名言として知られる「Truth is stranger than fiction(事実は小説よりも奇なり)」も有名です。現実の世界では、想像もつかないような出来事がしばしば「truth」として現れるという皮慮と驚きが込められた表現です。

裁判のシーンなどでよく耳にする決まり文句には、「the whole truth, and nothing but the truth(全て真実、真実以外の何物でもない)」があります。単に事実に反しないというだけでなく、隠し事をせず、自分の知る限りのすべてを誠実に話すという「忠実さ」が求められていることがわかります。

このように、英語の「truth」には「木」のような揺るぎなさや、人間としての「誠実さ」という重みが込められています。単なる情報としての正しさだけでなく、その裏にある信念や信頼の心を感じ取ってみると、言葉の持つ響きが少し違って聞こえてくるかもしれません。

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