アルファベットの順番はどうやって決まったのか?

スポンサーリンク

Aから始まり、Zで終わるアルファベット。私たちは自然に「ABC…」と覚えていますが、「なぜこの順番なのか」と考えてみると不思議ですよね。

実はアルファベットの並び順は、とても古い歴史を持っています。英語のアルファベットはラテン文字を基にしていますが、その起源はさらにさかのぼってフェニキア文字にたどり着きます。フェニキア人は紀元前1000年ごろに地中海で活躍した交易民族で、彼らが使った文字の並びが後のアルファベットの原型になりました。

そのフェニキア文字の順序は、さらに古いセム系文字の伝統を受け継いだものです。当時からすでに、「A」や「B」にあたる文字は最初の方に並んでいたと考えられています。その後、「J」「U」「W」などが追加されるなどの小さな変化はありましたが、アルファベットの基本的な並びはおよそ3000年もの間、ほとんど変わっていないんです。

では、なぜその並びが選ばれたのでしょう? 実ははっきりとした理由はわかっていません。おそらく、もともとは「記憶しやすい順番」として定着したのではないかと考えられています。子どもたちに文字を教えるとき、決まった歌やリズムにのせて覚えやすくするのと同じ感覚です。

アルファベットの順番が役立っているのは、辞書や電話帳のように「並べ替え」が必要なとき。もし順序がなかったら、単語を探すのはとても大変ですよね。

つまり、AからZまでの並びは「古代から受け継がれた記憶の工夫」が、今も生き残っているものなんですね。何気なく口にする「ABC」も、実は数千年の歴史を背負った順番だと思うと、ちょっと感慨深くなりますね。

スポンサーリンク
英語学習におすすめの本

英語学習におすすめの本を紹介します!

大岩のいちばんはじめの英文法』は、英語の基礎をしっかり固めたい方にぴったりの一冊です。中学レベルからの超基礎文法を、講義形式でわかりやすく解説。初心者でも安心して学べる内容で、受験やTOEIC、英検にも対応しています。巻末の索引も便利で使いやすいです。➡詳しく見る

「金フレ」として知られる『TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ』は、最も定番のTOEIC対策書です。シンプルで効率的に単語を学ぶことができ、日常的な英語力の向上にも役立ちます。初心者から上級者まで幅広いレベルに対応しており、何度も繰り返し使えるので復習にも最適です。➡詳しく見る

英語耳』(英語耳 発音ができるとリスニングができる)は、英語のリスニング力を向上させたい方向けの本です。英語の音の変化や発音のポイントを理解することで、リスニングスキルを高めることができます。ネイティブが実際に使う音の連結や省略、イントネーションを学べるため、リスニングだけでなくスピーキングにも役立ちます。英語の「音」に慣れたい方向けの一冊です。➡詳しく見る

一億人の英文法』(一億人の英文法 ――すべての日本人に贈る「話すため」の英文法)は、英文法を「感覚」や「イメージ」で学べる本。理論的な説明ではなく、ネイティブスピーカーの直感的な感覚に基づいた解説が特徴です。実際の会話で役立つ文法を学べるため、英語を「話すため」の文法を重視している方に最適です。学習者に親しみやすい口語体で、堅苦しくなく、楽しく進められます。➡詳しく見る

🔎 Amazonで「英語 参考書」を検索する

コラム・雑記
\ シェアする /
タイトルとURLをコピーしました