英語で「笑う」と聞いて真っ先に思い浮かぶのは「laugh」や「smile」ですが、英語圏では「どのように笑っているか」によって細かく単語が使い分けられています。
まず基本として、声を出して笑うのが「laugh」、声を出さずに表情だけで笑うのが「smile」です。しかし、英語の表現はこれだけにとどまりません。例えば、子供や若い女性が「クスッと」「キャッキャッ」と声を出して笑う様子は「giggle」と言います。一方、大人が口を閉じて「フフッ」と含み笑いをするのは「chuckle」です。
また、口角を上げてニヤリと笑う、少し皮肉めいた得意げな笑みは「smirk」、歯を見せてニカッと大きく笑うのは「grin」と表現されます。日本語では「笑う」という一つの動詞に「クスッと」や「ニヤニヤ」といった擬音語・擬態語を付け足して表現しますが、英語では動詞そのものを変えるのが特徴です。
現代ならではの「笑い」の雑学といえば、インターネットスラングです。日本のSNSなどで使われる「(笑)」や「w」にあたる表現として、英語圏で最も一般的なのが「LOL」です。これは「Laughing Out Loud(大声で笑う)」の頭文字をとったものです。さらに大爆笑している時は、「LMAO(Laughing My Ass Off:お尻が取れるほど笑う)」や「ROFL(Rolling On the Floor Laughing:床を転げ回って笑う)」といった、少し大げさでユーモアたっぷりな略語が使われます。
ことわざの中にも「笑い」はよく登場します。「He who laughs last, laughs best.(最後に笑う者が最もよく笑う)」は、「途中で苦労しても、最終的に成功した人が本当の勝者である」という意味を持つ有名な表現です。
このように、英語における「笑い」の表現は、単なる動作の説明を超えて、その人の感情や場の雰囲気、さらにはインターネット上のコミュニケーション文化までを豊かに映し出しています。次に英語の文章や映画で「笑う」シーンに出会ったら、どの単語が使われているかに注目してみると、登場人物の細やかな感情がより深く読み取れるはずです。
