「good」は英語を習い始めてすぐに出会う単語で、「良い」という意味で使うのが基本ですよね。「This book is good.(この本は良い)」のように形容詞として用いるのがもっとも一般的です。でも実は「good」には他の役割もあります。
名詞としての「good」は「善」や「利益」を表すことがあります。たとえば「for the common good」といえば「公共の利益のために」という意味になります。また「do good」といえば「善い行いをする」という意味。ここでは「good」が抽象的な「良さ」「善」を表しているんです。
一方、「goods」と複数形になると意味が大きく変わります。「goods」は「商品」「品物」という具体的なものを指します。「The store sells imported goods.」なら「その店は輸入品を売っている」という意味になります。つまり「good」と「goods」は、見た目は似ていても抽象的な「善」と具体的な「物」で、ずいぶん違うんですね。
また、表現として「be good at 〜」で「〜が得意」という意味や、「be good for 〜」で「〜に良い」といった使い方もあります。日常会話では形容詞の「good」が圧倒的に多いですが、名詞の「good」や「goods」も知っていると理解の幅が広がります。
まとめると、「good」は形容詞で「良い」、名詞で「善・利益」。「goods」は具体的な「商品」。同じ綴りから派生して、抽象から具体まで広がっているのが面白いところですね。