英語の「a」はなぜこんなに発音が違うのか?

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英語を学んでいると、「a」が単語によってぜんぜん違う音になることに気づくと思います。たとえば、「cat」は「ア」、「name」は「エイ」、「about」は弱く「ア」に聞こえてきます。なぜこんなに多様なのでしょうか。

大きな理由のひとつは、英語の母音が歴史の中で大きく変化してきたことです。特に有名なのが「大母音推移」と呼ばれる変化で、15世紀から17世紀ごろにかけて母音がずれていきました。その結果、「a」を含む単語の発音も大きく変わりました。「name」は昔は「ナーメ」に近かったのが、「エイム」のように発音されるようになりました。

さらに英語には、強く発音される母音と、弱くなる母音の区別があります。文章を読むとき、重要でない部分の母音は「あいまい母音(シュワ, Schwa)」と呼ばれるあいまいな「ア」の音に変化します。「about」の最初の「a」がまさにそれで、はっきりした音ではなく力を抜いた「ア」に聞こえるわけです。

また、単語の由来も影響しています。英語にはラテン語やフランス語から借りた単語が多くあり、その発音の名残が残っていることがあります。「data」が「データ」と「ダータ」の両方で読まれるのは、元になったラテン語の影響と英語の発音習慣が入り混じっているからです。

つまり「a」の多彩な読み方は、英語が長い歴史の中で音を変化させたり、いろいろな言語を取り込んだりした結果なんですね。少し面倒に感じるかもしれませんが、逆に言えば一つの文字がいろんな顔を持っているとも言えます。単語に出会うたびに「今回はどんな音で登場するのかな」と観察してみると、英語の学びがちょっと楽しくなるかもしれませんね。

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