英語で「胸」は何て言う?「胸」を使った英語表現

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日本語の「胸」は体の部位を表すだけでなく、「胸が痛む」「胸を張る」のように感情や態度を表す比喩にもよく使われますよね。英語では「chest」という単語がいちばん基本的です。「He folded his arms across his chest(彼は胸の前で腕を組んだ)」や「I have a pain in my chest(胸が痛い)」のように使います。

体の部分としては、「bust」という言葉もあり、特に女性の胸囲を指すときに使われます。また解剖学的には「thorax(胸部)」という表現もありますが、これは医学や生物学の専門的な文脈で登場します。

比喩的な使い方も多彩です。「get something off your chest」は「胸の内を打ち明ける」という意味ですし、「with all my heart and chest」と言えば「心から、全力で」というニュアンスになります。また「to beat one’s chest」は「胸をたたく」、つまり「威張る」「誇る」といった表現になります。

一方で「chest」は物を入れる大きな箱を意味することもあります。「treasure chest(宝箱)」がその典型です。体の胸と収納の箱が同じ言葉なのは、どちらも「中に大事なものをしまう場所」という共通点があるからだと言われています。

このように、英語の「chest」は身体の部分だけでなく、心の内面や誇りを表す比喩、さらには「箱」という意味まで持っています。日本語の「胸」と同じく、目に見えるものと心の世界をつなぐ不思議な言葉ですね。

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