日本語で「すね」と言えば、膝から足首のあいだの前側を指しますよね。英語では「shin」という単語がそれに当たります。「I hurt my shin when I bumped into the table(テーブルにぶつけてすねをけがした)」のように使います。
スポーツの場面では「shin guard(すね当て)」という言葉がよく登場します。サッカーやホッケーなどで使う防具のことです。すねは骨が前面に出ていてけがをしやすいため、この表現を覚えておくと試合観戦でも役立ちます。
また、少し広い意味で「shinbone(すねの骨)」という言い方もあります。これは解剖学的に「脛骨(けいこつ)」を指す言葉で、骨そのものを説明するときに使われます。
比喩表現としては「kick someone in the shins(すねを蹴る)」があり、これは実際の動作としても、比喩的に「嫌なことをする」「妨害する」というニュアンスで使われることもあります。
日本語でも「すねをかじる」という言い回しがありますが、英語では「live off one’s parents(親に頼って生活する)」など別の表現を使うため、直訳はできません。「すね」という部位をめぐる比喩は文化ごとに違いがあるのも面白いですね。
英語の「shin」はシンプルですが、日常のけがからスポーツ、さらには表現の中でも活躍する言葉です。普段意識することの少ない部分だからこそ、英語での言い方を知っていると役立つ場面が意外と多いかもしれません。
