英語と日本語の「名前の順番」の違いとは

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英語と日本語を比べると、人の名前の並べ方にも大きな違いがあります。

英語では「First name(名)+Last name(姓)」が基本です。たとえば「John Smith」なら「ジョン」が名で「スミス」が姓です。呼びかけるときも親しい間柄では「ジョン」とファーストネームを使うことが多いですね。

一方、日本語は「姓+名」の順番です。「山田太郎」なら「山田」が姓、「太郎」が名です。呼びかけるときも苗字に「さん」をつけて「山田さん」と言うのが一般的で、名だけで呼ぶのは親しい友人や家族などに限られます。

国際的な場では、この違いがちょっとした混乱を招くこともあります。日本人の名前を英語表記にするとき、以前は「Taro Yamada」と英語式の順に並べることが多かったのですが、近年は「YAMADA Taro」と日本語の順序を尊重する流れが強まっています。

また、英語ではミドルネームを持つ人が多く、フルネームに「John Michael Smith」のように3つ以上の要素が並ぶことも珍しくありません。日本語の名前にはミドルネームが基本的に存在しないので、ここも文化的な違いがはっきり現れる部分です。

つまり、英語は「個人(名)を前に出す」言語、日本語は「所属(姓)を前に出す」言語だと言えます。名前の並び方ひとつにも、人と人との関係や社会の価値観が映し出されているのですね。

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