英語と日本語の「比喩表現」の違いとは

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言語には、その文化らしさがにじみ出る部分があります。そのひとつが「比喩(メタファー)」です。

英語では日常的に「体」を使った比喩が多く登場します。たとえば「a big mouth」は「おしゃべりな人」、「cold feet」は「怖気づく」、「lend me your ear」は「耳を貸して=話を聞いて」という意味です。直訳すると不思議ですが、慣用的に使われています。

日本語にも体を使った比喩はあります。「口が軽い」「足が重い」「耳を貸す」など、英語とよく似た表現もあるのが面白いところです。ただし日本語は感覚や情景に寄せた比喩も豊かです。「胸が痛む」「心が踊る」「花のような笑顔」など、心や自然と結びつけて表すことが多いですよね。

また、同じ意味でも文化ごとに比喩の仕方が違う場合があります。たとえば英語では「as busy as a bee(ハチのように忙しい)」と言いますが、日本語では「猫の手も借りたい」と表現します。どちらも「とても忙しい」という意味ですが、選ぶ動物が違うのは文化的な背景の違いを映しているのかもしれません。

こうした比喩表現は、辞書だけではなかなか分からない言葉の魅力です。英語と日本語を比べてみると、「同じ人間の感覚をどう言葉にしているか」が見えてきて、言語の奥深さを味わうことができますね。

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