「ポルトガル語」は英語で「Portuguese」と言います。「I can speak Portuguese.（私はポルトガル語を話せます）」のように使います。「Portuguese」は言語を指すだけでなく、「ポルトガル人」や「ポルトガルの〜」という意味にもなります。
ポルトガル語はポルトガルだけでなく、ブラジルをはじめ世界各地で話されています。実際、母語話者の数は2億人以上で、その多くがブラジルに住んでいます。英語では「Brazilian Portuguese（ブラジルのポルトガル語）」と「European Portuguese（ヨーロッパのポルトガル語）」を区別することがあり、発音や語彙に違いがあると説明されることもあります。
英語とポルトガル語の関わりも意外に深いです。航海の時代、ポルトガル人は世界各地に進出し、その過程で多くの言葉がヨーロッパに広まりました。たとえば「banana」「mango」「cobra」などはポルトガル語を経由して英語に入った言葉だと考えられています。
また、英語の中で「Portuguese」という言葉が比喩的に使われることもありました。古い表現ですが「Portuguese man o’ war（カツオノエボシ）」というクラゲのような海洋生物の名前に残っています。
つまり「Portuguese」は単なる言語名ではなく、大航海時代の歴史や、ポルトガルとブラジルの文化を映す言葉でもあります。英語でこの単語を見かけたら、その背景にある広い世界を思い浮かべると、少し面白く感じられるかもしれませんね。
