英語の「書き言葉」はどんな特徴がある?話し言葉との違い

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英語には「話し言葉(spoken English)」と「書き言葉(written English)」の違いがあります。どちらも同じ言語ですが、使われる表現や文の形がけっこう違うのです。

まず書き言葉では、文がより整っていて論理的です。たとえば話すときなら「I was kinda tired, so I didn’t go.(ちょっと疲れてたから行かなかった)」のようにくだけた表現を使いますが、書き言葉では「I was rather tired, so I decided not to go.」と少し丁寧になります。略語の「kinda(kind of)」や「gonna(going to)」などは、正式な文章では使わないのが一般的です。

書き言葉では文法がより重要になります。主語や動詞を省略せず、文を完全な形で書くことが求められます。たとえばメールやレポート、ニュース記事などでは「正確さ」と「明快さ」が大切にされます。

また、語彙にも違いがあります。話し言葉では「get」「do」「thing」のような便利な単語が多いですが、書き言葉ではより具体的で正確な言葉を選びます。「get information(情報を手に入れる)」より「obtain information(情報を入手する)」、「good result(良い結果)」より「positive outcome(望ましい結果)」といった具合です。

とはいえ、最近はインターネットの普及で境界が少しあいまいになってきました。SNSやチャットでは書き言葉でありながら話し言葉のようなカジュアルさがあり、絵文字や省略も普通に使われます。

つまり英語の書き言葉は、場面によってトーンを調整する柔軟な表現方法です。フォーマルな文章では正確に、カジュアルなメッセージでは親しみやすく。どんな場面でどんな書き方が自然かを意識してみてください。

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