日本語では「チェック」という言葉をいろいろな意味で使いますよね。確認すること、柄のこと、さらには支払いの小切手まで。「チェック」という一語ですが、英語では状況ごとに違う単語を使い分けます。
まず「確認する」という意味では「check」がそのまま使えます。「Check your answer(答えを確認しなさい)」「I’ll check my schedule(予定を確認します)」のように動詞としてとても便利です。
一方、テストで正解に「✓」をつけるときの「チェックマーク」はアメリカ英語では「check mark」、イギリス英語では「tick」と言います。日本の「テストで丸をつける」と少し文化が違うのが面白いところです。
「柄のチェック」は英語で「plaid」や「checkered」と表します。たとえば「a checkered shirt」といえば「チェック柄のシャツ」。イギリスでは「tartan」と呼ばれるスコットランドの伝統柄も有名です。
さらに「小切手」という意味の「check」もあります。これはアメリカ英語での表現で、イギリス英語では「cheque」と綴られます。どちらも発音は同じですが、スペルが違う点は注意が必要です。
このように、日本語の「チェック」は英語ではひとつの単語に収まりません。確認、印、柄、支払いと、場面によって「check」「tick」「plaid」「cheque」と言い分ける必要があります。ひとことに「チェック」と言ってしまえる日本語の便利さを感じつつ、英語では細かく表現が分かれているのも興味深いですね。
