「黄」は英語で「yellow」と言います。太陽やひまわり、レモンなど、明るく元気なイメージを持つ色ですね。ただ、英語の「yellow」には色そのものだけでなく、いろいろな意味やニュアンスがあります。
まず基本的な使い方は「a yellow flower(黄色い花)」や「yellow shirt(黄色いシャツ)」のように単純に色を表します。ただし文化によって色のイメージは少し違っていて、英語ではどちらかというと派手で目立つ色として扱われることが多いです。
比喩的な表現も面白いところです。英語で「yellow」と言うと「臆病」という意味になることがあります。「He is yellow-bellied」といえば「彼は腰抜けだ」というニュアンスです。これは昔、黄疸など病気のイメージから「弱さ」を連想したことに由来していると言われます。
一方で「yellow journalism」という言葉もあります。これは「扇情的な記事」や「大げさに書かれた新聞報道」を指す表現です。19世紀末のアメリカで、過激な新聞競争を揶揄するために生まれた言葉で、今も残っています。
ただしポジティブな面もあり、「yellow brick road(黄色いレンガの道)」は『オズの魔法使い』に登場する象徴的な道で、「夢や希望へ導くもの」として知られています。
このように「yellow」は明るさや注意を引く色であると同時に、人の性格や社会の現象を表す言葉としても使われています。英語で「黄」を学ぶと、色のイメージがそのまま文化や歴史とつながっていることに気づけるかもしれませんね。
