「傘」は英語で「umbrella」と言います。発音は「アンブレラ」に近く、どんな場面でも使える便利な単語です。たとえば「take an umbrella(傘を持っていく)」「open your umbrella(傘を開ける)」「It’s raining. Don’t forget your umbrella!(雨だよ、傘を忘れないでね)」といった具合です。
ただ、この「umbrella」という言葉、実は雨の日だけのものではありません。日差しを避ける「日傘」のことも「umbrella」と言うことがありますが、特に太陽を避ける目的で使う場合は「parasol」という言葉もあります。語源的には「para(避ける)」と「sol(太陽)」から来ていて、「太陽を避けるもの」という意味になります。
また、比喩的な表現としての「umbrella」もよく使われます。たとえば「an umbrella organization」は「傘のように多くの団体をまとめる大きな組織」という意味です。日本語でも「傘下の企業」という言い方をしますが、英語でも同じように「umbrella」が使われているんですね。
さらに「under the umbrella of…」という表現もあります。これは「〜の保護下に」「〜の一部として」という意味で、「This project is under the umbrella of the government(このプロジェクトは政府の支援のもとにある)」のように使われます。
つまり、「umbrella」はただの雨具ではなく、「守る」「まとめる」「覆う」といったイメージを持つ言葉でもあります。そんな広がりを感じると、雨の日の「umbrella」も少し違って見えてくるかもしれませんね。
