日本語の「気まずい」は、場の空気がちょっと重くなったり、何を話せばいいか分からなくなったりするときに使いますよね。英語にも同じような気持ちを表す言葉がいくつかありますが、ぴったり当てはまる単語は「awkward(オークワード)」です。
たとえば、沈黙が続くときに「This is awkward…(なんか気まずいね)」と言うと、まさにあの独特な空気を表せます。「awkward」は人間関係にも、状況にも使える便利な言葉で、「an awkward silence(気まずい沈黙)」や「an awkward situation(気まずい状況)」といった形でもよく使われます。
また、人との関係に使う場合は「uncomfortable(居心地が悪い)」も自然です。たとえば、「I feel uncomfortable talking about that.(その話をするのは気まずい)」のように言うと、少し丁寧でやわらかい印象になります。
他にも、ちょっとした誤解や失敗で場の空気が止まってしまったときには、「That was embarrassing.(今のちょっと恥ずかしかったね)」という表現も近いです。「embarrassing」は「恥ずかしい」という意味ですが、会話の中では「気まずい」に近いニュアンスで使われることもあります。
面白いのは、英語では「気まずさ」をそのまま隠すよりも、むしろ口に出して笑いに変えることが多い点です。誰かが沈黙を破って「Well, this is awkward!(いやー、気まずいね!)」と言えば、場が少し和むこともあります。
つまり、「気まずい」は英語でひとことで訳せないけれど、「awkward」「uncomfortable」「embarrassing」などを使い分ければ、気持ちの細やかな違いまで表せます。気まずい瞬間こそ、言葉でやわらげるチャンスかもしれませんね。
