日本語の「影響力」は、人や物事が他者や社会に与える力を指します。英語では主に「influence(インフルエンス)」という言葉が使われます。この単語は名詞でも動詞でも使える便利な表現で、「影響を与える」「影響を受ける」といった幅広い意味を持っています。
たとえば、「彼は多くの人に影響力がある」は「He has a lot of influence on many people」と言えます。「on」の代わりに「over」を使うこともあります。また動詞として使うと、「His words influenced my decision(彼の言葉が私の決断に影響を与えた)」という形になります。
似た言葉に「impact(インパクト)」があります。こちらは「強い影響」や「衝撃に近い影響」を指すことが多く、少し力強い印象があります。「The movie had a huge impact on me(その映画は私に大きな衝撃を与えた)」のように使われます。日常では「influence」がじわじわとした影響を表すのに対し、「impact」は一瞬で大きく変えるような力を表すことが多いです。
最近ではSNSなどで「influencer(インフルエンサー)」という言葉もよく耳にしますね。これは「influence(影響力)」に「-er(〜する人)」がついた言葉で、「多くの人に影響を与える人」という意味です。もともとは社会学や心理学の用語でしたが、今では日常語になっています。
つまり、英語で「影響力」を表すときは、どんな種類の影響なのかを考えて「influence」「impact」などを使い分けます。
