日本語の「照れる」は、褒められたり注目されたりして、少し恥ずかしくなる気持ちを表す言葉です。英語では、いくつかの表現を組み合わせて近いニュアンスを伝えることができます。
いちばんよく使われるのは「embarrassed」です。「I was so embarrassed when everyone praised me.(みんなに褒められてすごく照れた)」のように使います。ただし「embarrassed」は、恥ずかしさの度合いが少し強めで、「赤面するほど気恥ずかしい」イメージです。
もう少しやわらかく、「なんだか照れくさい」という感じなら「shy」や「bashful」も合います。「He smiled shyly(彼は照れくさそうに笑った)」や「She became bashful when I complimented her(褒めたら彼女は照れた)」のように、優しい雰囲気で使える言葉です。
また、動作を表すときは「blush(顔を赤らめる)」がぴったりです。「She blushed when he looked at her(彼が見つめると彼女は照れた)」というように、感情を直接的に描写できます。日本語の「照れて笑う」に近い場面では、「He smiled awkwardly(気まずそうに笑った)」や「She laughed nervously(少し照れたように笑った)」という言い方も自然です。
つまり、「照れる」は英語では一語で言えない分、感情の種類を選んで表す言葉になります。「embarrassed」は強め、「shy」や「bashful」はやわらかめ、「blush」は動作、といった具合に使い分けると気持ちが伝わりやすくなります。
日本語の「照れる」はどこか温かみのある感情ですよね。英語でも同じ気持ちを伝えようとするとき、その人の表情や雰囲気を思い浮かべながら言葉を選ぶと、より自然な表現になると思います。
