「箒」は英語で「broom(ブルーム)」といいます。とても身近な道具ですが、英語では用途や形によっていくつかの言い分け方があります。
まず、一般的な掃除用の箒は「broom」です。「sweep the floor with a broom(箒で床を掃く)」のように使います。ここで動詞の「sweep(掃く)」と一緒に覚えておくと便利です。「broom」は柄が長く、毛の部分が広がったタイプを指します。
もう少し小型で、手で持って使う箒やブラシは「brush」になります。たとえば「a dustpan and brush(ちりとりと小さい箒)」という組み合わせが一般的です。「broom」と「brush」はどちらも掃く道具ですが、サイズや使う場所が異なります。
ちなみに、魔女が空を飛ぶときに乗る「魔法の箒」も「broom」または「broomstick」と言います。映画や絵本に出てくる「witch on a broomstick(箒に乗った魔女)」という表現は、英語でもすぐに通じます。
文化的にも「broom」は面白い象徴を持っています。西洋では、結婚式の後に新郎新婦が「jump the broom(箒を飛び越える)」という儀式を行う地域があります。これは古くからの伝統で、「新しい生活の始まり」を意味するそうです。
つまり、「broom」はただの掃除道具というより、日常から物語まで幅広く登場する言葉です。英語で「broom」と聞いたら、家の片隅だけでなく、少し魔法の世界まで思い浮かべてみると楽しいかもしれませんね。
