洗濯のときに欠かせない「柔軟剤」。英語では「fabric softener(ファブリック・ソフナー)」と言います。「fabric」は「布」、「softener」は「柔らかくするもの」という意味なので、まさに「布を柔らかくするもの」という直訳そのままの言葉です。
たとえば「I use fabric softener when doing laundry.(洗濯のときに柔軟剤を使っています)」のように使います。アメリカやイギリスのスーパーでも「Fabric Softener」や「Fabric Conditioner」というラベルの商品が並んでいますが、最近では「conditioner」の方を好んで使うブランドもあります。「conditioner」は髪の「コンディショナー」と同じで、「状態を整えるもの」というニュアンスがあり、よりやわらかく、香りをよくする効果を意識した表現です。
また、柔軟剤シートと呼ばれる「dryer sheets(ドライヤーシーツ)」もあります。これは乾燥機に入れて使うタイプで、静電気を防ぎ、香りをつける役割があります。アメリカでは液体の柔軟剤よりも、こうしたシートタイプをよく使う人も多いようです。
一方で、環境や肌への配慮から「eco-friendly fabric softener(環境に優しい柔軟剤)」や「hypoallergenic softener(低刺激性の柔軟剤)」などの表現も見かけるようになりました。香りよりも安全性を重視する傾向が強まっているようですね。
日本語の「柔軟剤」は「ふんわり」「いい香り」といったイメージがありますが、英語では「softener」という機能的な言葉が中心です。とはいえ、「It smells so nice after using fabric softener!(柔軟剤を使った後、すごくいい香りがするね)」のように、香りを楽しむ気持ちは世界共通ですね。
