日本語の「整理整頓」は、単に「片づける」という意味だけでなく、「きちんと整えて、使いやすくする」という考え方が含まれています。英語では、一語で完全に同じ意味を表す言葉はありませんが、いくつかの表現を組み合わせて伝えることができます。
いちばん近いのは「tidy up」や「organize」という動詞です。「tidy up」は部屋や机をきれいに片づけるときに使います。「I need to tidy up my room.(部屋を片づけなきゃ)」という感じで、日常的な表現です。
「organize」はもう少し計画的で、「整理して使いやすく整える」という意味を持ちます。「organize my files(ファイルを整理する)」や「organize my schedule(予定を整える)」のように、物理的な片づけにも、頭の中の整理にも使えます。つまり、「整理」は「organize」、「整頓」は「tidy up」と考えると、イメージがつかみやすいです。
職場や学校などで「整理整頓を心がけましょう」と言うときは、「Keep things neat and organized.」という表現を使います。「neat」は「きちんとした、整った」という意味があり、「organized」と組み合わせると、まさに「整理整頓された状態」を表せます。
また、ビジネスやライフハックの文脈では、「declutter(不要なものを減らす)」という言葉もよく使われます。これは「clutter(散らかったもの)」に「de(取り除く)」をつけた言葉で、「物を減らしてスッキリさせる」というニュアンスがあります。日本語の「断捨離」に近い感覚です。
つまり、「整理整頓」は英語にすると「tidy up」「organize」「keep things neat and organized」「declutter」など、いくつもの言葉で表せます。それぞれの場面や状況に応じて、適した単語を選んでください。
