日本の「餅」は、海外でも人気のある食べ物のひとつです。英語では一般的に「mochi(モチ)」とそのまま日本語の発音で呼ばれています。最近では英語圏でも通じる言葉になり、「mochi ice cream(モチアイス)」や「mochi donut(モチドーナツ)」など、さまざまな形で広がっています。
もともと「mochi」は日本特有の食文化に根ざした食べ物で、英語に完全に対応する単語はありません。強いて言えば「rice cake(ライスケーキ)」と訳すこともありますが、これは注意が必要です。英語の「rice cake」は国によって意味が違い、アメリカでは軽いおせんべいのような「膨らんだ米のスナック」を指すことが多いです。日本の柔らかく伸びる「餅」をイメージしてはいません。
日本の「餅」を説明したいときは、「a Japanese rice cake made from pounded sticky rice(もち米をついて作る日本の餅)」のように補足すると伝わりやすいです。外国人に説明するときは、「soft and chewy(柔らかくてもちもちした)」という言葉を添えるとイメージしやすくなります。
また、文化的な文脈で「mochi」はお正月の象徴として知られています。英語では「We eat mochi to celebrate the New Year(新年を祝うために餅を食べます)」のように言えます。海外でも「mochi」や「daifuku(大福)」は日本の伝統的スイーツとして人気があり、スーパーやカフェで見かけることも増えました。
つまり、「餅」は英語ではもう外国語ではなく、世界で通じる日本語のひとつになりつつあります。日本のものが海外で人気になるのは何だか嬉しいですね。
