「キムチ」は英語でもそのまま「kimchi」と言います。もはや世界的に知られている韓国の発酵食品で、英語でも固有名詞のように扱われています。たとえば「I love kimchi!(キムチが大好き!)」や「Have you ever tried kimchi stew?(キムチチゲを食べたことある?)」のように、そのまま通じます。
ただし、英語では「kimchi」が具体的にどんなものか知らない人もいるため、説明を添えることもあります。「spicy fermented cabbage(辛い発酵キャベツ)」や「Korean fermented vegetables(韓国の発酵野菜)」などがよく使われる説明です。
面白いのは、「kimchi」という言葉が英語の中で少しずつ広がっていることです。たとえばアメリカでは、「kimchi fried rice(キムチチャーハン)」や「kimchi taco(キムチ入りタコス)」のように、韓国料理と他の国の料理を組み合わせたメニューもあります。
また、発酵食品という点から、英語圏では健康食として紹介されることもあります。「Kimchi is good for your gut health(キムチは腸に良い)」のように、プロバイオティクス食品として注目されています。
一方で、においや辛さに驚く人も多く、「It smells strong but tastes great!(においは強いけど味は最高!)」と言うこともできます。英語では「acquired taste(慣れると好きになる味)」という表現があり、キムチもまさにその一つと言えるのではないでしょうか。
つまり、「kimchi」は英語でもそのまま通じる国際的な言葉になっています。日本語の「寿司(sushi)」や「天ぷら(tempura)」と同じように、食文化そのものが言葉として世界に広がった例なんですね。
