「季節」は英語で「season(シーズン)」と言います。日本語でも「シーズンオフ」「ハイシーズン」など、すでに外来語としてなじみがありますね。英語ではこの「season」が一年の四つの時期を表す基本的な言葉です。
春は「spring」、夏は「summer」、秋は「autumn」または「fall」、冬は「winter」。どれもよく知られた単語ですが、実は英語圏でも地域によって使われ方に少し違いがあります。たとえば「autumn」はイギリス英語で一般的ですが、アメリカ英語では「fall」のほうが日常的です。これは、木の葉が落ちることを意味する「fall of the leaves」から来ているといわれています。
また、「season」は時間の区切りだけでなく、行事や習慣のまとまりを表すこともあります。「holiday season(年末の休暇シーズン)」や「rainy season(雨季)」などがその例です。スポーツでは「baseball season(野球シーズン)」のように、活動期間そのものを指す言葉としても使われます。
さらに、「season」という言葉は料理の世界でも登場します。動詞の「season」は「味つけをする」という意味です。もともと「season」は「その時期にふさわしくする」という感覚から生まれた言葉で、ここにも「ちょうどよい状態に整える」というニュアンスが残っています。
季節にまつわる英語表現もたくさんあります。「in season」は「旬の」という意味で、「Strawberries are in season now(今はイチゴが旬です)」のように使われます。逆に「out of season」は「旬ではない」「時期外れ」という意味です。
「season」という言葉には、時間の移り変わりだけでなく、「ちょうど良いタイミング」「そのときらしさ」という感覚が込められています。英語で「季節」を学ぶと、自然の変化をどう感じ取るかという文化の違いも見えてきますね。
