「天気」は英語で「weather(ウェザー)」と言います。とても身近な単語ですが、英語では天気にまつわる表現がたくさんあり、日常会話の定番トピックのひとつです。
まず基本的な表現として、「What’s the weather like today?(今日の天気はどう?)」という質問があります。答えるときは「It’s sunny.(晴れです)」「It’s cloudy.(くもりです)」「It’s raining.(雨が降っています)」のように言います。英語では「It」を主語にして、天気を「状態」として表すのが特徴です。
少し応用すると、「It’s hot and humid.(暑くて湿気がある)」や「It’s chilly this morning.(今朝は肌寒い)」など、温度や体感を加えることもできます。単に気象を述べるだけでなく、自分の感じ方を添えると自然な会話になります。
また、「weather」は名詞だけでなく、「耐え抜く」「乗り切る」という意味の動詞としても使われます。「weather the storm」と言えば「困難を乗り越える」という比喩的な意味。直訳すると「嵐をやり過ごす」ですが、実際には「つらい状況を耐える」というニュアンスになります。
興味深いのは、英語圏でも「天気の話」が社交の潤滑油のような役割を持っていることです。人と会ったときに「Lovely weather today, isn’t it?(いい天気ですね)」と話しかけるのが自然な流れです。天気は誰にでも共通する話題なので、会話のきっかけとして使われているんですね。
つまり、「weather」は単なる気象の言葉ではなく、人と人をつなぐ小さなコミュニケーションの道具でもあります。英語で天気の話をしてみると、思った以上に会話が広がるかもしれませんね。
