気温」は英語で「temperature(テンパラチャー)」と言います。とても基本的な単語ですが、使い方や表現の幅が意外と広い言葉です。
たとえば、「今日の気温」は「today’s temperature」。「The temperature is 25 degrees today(今日は気温が25度です)」のように使います。英語では「degrees(度)」のあとに摂氏なら「Celsius(セルシウス)」、華氏なら「Fahrenheit(ファーレンハイト)」をつけます。日本では「25 degrees Celsius」が普通ですが、アメリカでは「77 degrees Fahrenheit」と表現されます。「75度」と聞くとかなり暑そうですが、単位が違うんですね。
「気温が上がる」「下がる」というときは、「rise」や「drop」を使います。「The temperature is rising(気温が上がっている)」「The temperature dropped last night(昨夜、気温が下がった)」というように、日常会話でもよく使われます。
また、「It’s hot today(今日は暑い)」や「It’s cold outside(外は寒い)」のように、英語では「temperature」という単語を使わずに話すことも多いです。実際の会話では、数字よりも体感を表す表現のほうが自然な場合が多いんですね。
天気予報では「highs and lows」という言葉が出てきます。これは「最高気温と最低気温」のこと。「Today’s high is 28 degrees, and the low is 18(今日の最高気温は28度、最低気温は18度です)」といった言い方をします。
面白いのは、「temperature」が体温にも使えることです。「I have a temperature」と言えば「熱があります」という意味になります。同じ単語でも「気温」か「体温」かは文脈で判断するんですね。
英語の「temperature」は数字を示すだけでなく、天候や体調、さらには「the political temperature(社会の雰囲気)」のように比喩的にも使われます。言葉の温度を感じながら、使い方の幅を楽しんでみるのもいいかもしれませんね。
