「雪崩」は英語で「avalanche(アバランチ)」と言います。雪山のニュースなどで「snow avalanche」とも言いますが、通常は「avalanche」だけで「雪崩」を意味します。
たとえば「A huge avalanche hit the village(大きな雪崩が村を襲った)」のように使います。「trigger an avalanche(雪崩を引き起こす)」「avalanche warning(雪崩警報)」など、自然災害に関する文脈でよく登場します。
興味深いのは、「avalanche」が比喩的にも使われることです。たとえば「an avalanche of emails(大量のメール)」や「an avalanche of complaints(苦情の殺到)」といえば、「雪崩のように押し寄せる」という意味。英語では「大量に、一気に押し寄せるもの」を表す便利な比喩表現としても使われます。
また、「snow slide」や「snow slip」という表現も聞くことがありますが、これはやや説明的で、日常的には「avalanche」のほうが一般的です。
雪崩という自然現象は怖いものですが、英語ではその勢いを象徴としてとらえることも多く、「an avalanche of applause(拍手の嵐)」のようにポジティブな意味で使われることもあります。
つまり「avalanche」という言葉は、自然の力強さと、止められない勢いの両方を感じさせる表現です。雪山の出来事だけでなく、感情や出来事が一気にあふれるときにも使える単語なんですね。
