「期限」は、ある行動や状態が有効でいられる「時間の区切り」を意味します。英語では状況によって「deadline」「due date」「time limit」「expiration date」など、いくつかの言葉を使い分けます。
まず一番よく使われるのが「deadline(デッドライン)」です。これは「締め切り」という意味で、仕事や学校での提出期限を表します。「The deadline is Friday(締め切りは金曜日です)」のように使われます。この言葉には「その線を超えてはいけない」という少し強いニュアンスがあり、もともとは軍事用語として「越えたら命を落とす線」という意味だったそうです。
次に「due date」もよく使われます。こちらはもう少し柔らかく、「提出日」や「支払期日」を指します。「The report is due tomorrow(レポートの提出は明日です)」や「The payment is due on the 10th(支払い期限は10日です)」のように使います。「deadline」よりも日常的で穏やかな響きがあります。
「time limit」は「制限時間」を意味し、「You have a time limit of 30 minutes(制限時間は30分です)」など、テストやゲームの文脈でよく使われます。
そして「expiration date」は「有効期限」や「賞味期限」です。食べ物や薬などのラベルに書かれている「賞味期限○○まで」は、「Best before〜」や「Expiration date〜」と表記されます。「This milk is past its expiration date(この牛乳は期限切れです)」というふうに使います。
つまり、英語の「期限」は一語で表せるわけではなく、用途によって言い分ける必要があります。「deadline」は仕事、「due date」は提出や支払い、「expiration date」は食品や契約、といったふうに整理しておくと便利です。
