日本語の「学習」は、とても幅広い意味を持っていますよね。勉強すること、経験から学ぶこと、知識を身につけて成長すること。英語では、場面によって「study」「learn」「learning」「education」など、さまざまな言葉が使われます。
まず、「study」は意識的に勉強することを指します。「I study English every day(毎日英語を勉強しています)」のように、机に向かって学ぶイメージです。試験勉強や学校での学習など、目的がはっきりしているときに使われます。
一方、「learn」はもっと広い意味を持ちます。知識や技術を「身につける」「理解する」という感覚に近く、「study」で得た知識が「learn」で自分のものになるイメージです。「I learned a lot from that experience(あの経験から多くを学んだ)」のように、勉強だけでなく人生経験にも使えます。
名詞としての「learning」は、学ぶことそのものを指します。「language learning(言語学習)」や「lifelong learning(一生涯の学び)」など、継続的で深い学びを表す言葉です。最近では「machine learning(機械学習)」のように、技術分野でもよく使われます。
さらに、「education」は「教育」という意味ですが、個人の学びというより、社会や制度としての学びを指します。「higher education(高等教育)」や「early childhood education(幼児教育)」のように使われます。
こうして見てみると、英語の「学習」は一言では言い切れません。「study」は努力の過程、「learn」は身につける結果、「learning」はその全体、「education」は学びの仕組み。どの言葉を選ぶかで、学びの姿勢や視点が少しずつ変わるですね。
